あたしは、野球選手を目指す子供といえばTVアニメ「巨人の星」を連想してしまう。
そういえば、星ひゅうまも父ちゃんにビンタはられてたなぁ~~~父ちゃんはいつもおぜんひっくり返して・・・( -o-)/☆ビシ! ~(#ToT)アウ!
今年は久しぶりに高校野球を何試合かテレビで見た。
プロ野球は好きだけど高校野球にはあんまり興味がなくて、今までほとんど見たことがなかったんだけど。甲子園に行ったのも昔むかしに1回か2回くらいかな。…でも、イケメン・ピッチャーとかはちゃんとチェックしてたけどね。
あたしは、甲子園とは野球人生を夢見る高校球児にとって、はじめてのオーディションの場なのだと思うときがある。
甲子園出場→パフォーマンスを披露→スカウトの目に止まる→大学野球・プロ野球へ入団→子供の頃からの夢が叶う→家族もバンザイ\(~o~)/・・・こんな感じかな?
でも、夢を叶えるためには本人はもちろん親も家族も大変なのだ。知り合いに高校球児の母親がいるんだけど、いつも大忙しの日々を送っている。
毎日の送り迎えはもちろん、週3回、車で1時間かけてスポーツドクターのいる病院までヒジの治療に行っている。カロリーを考えた食事や遠征の準備、そのほかいろいろな雑用で1日があっという間に過ぎていく。彼女の車は年に4万キロ以上走っていると言っていた。w(@。@;)w オウ~
だから家族にもいろいろとしわ寄せが来るけど、みんな納得して協力している。
それから出費もスゴイ。
たとえばスパイクだけをとってみても、シカ皮で1足が数万円もするらしい。その高級革靴を年に何足も履きつぶす…お金は湯水のように出ていくのだ。。
…それと小さな声で彼女が言っていたけど、盆暮れや季節ごとの付け届けも大切で絶対に欠かせないらしい。 誰に? あはは~
全国には、こんなふうに家族みんなが協力して夢を追いかけている球児がたくさんいるはずだから、昔ながらの親子鷹くらいではとてもじゃないけどパワー不足。今はもう「家族鷹」となり家族全員が一丸となって燃えなければ夢が実現しないのだ~!!!
一方これはあたしの想像だけど、監督や野球部長さんたちにも、選手ひとりの夢だけでなくその家族みんなの夢も預かっているという重苦しいプレッシャーがいつもつきまとっているのかもしれない。
そして、なかにはその重すぎるプレッシャーに指導者が耐えられなくなったり、レギュラーになれなくて夢が叶わなかった家族が憤りのはけ口を指導者に向けるようになってしまうこともあるのだろう。
今年の甲子園大会は、生徒や指導者の暴力行為が明るみに出て、大会が終わってからもゴタゴタが続いている。
でも、高校野球に興味のないあたしから見れば、そこにはやっと等身大の高校生が見えてきて、きれい事ではない高校野球のありのままの姿を見せ始めているような気がしている。
今までのように、高野連もマスコミも建前とウソで塗り固める必要もないし、高校生だからといって何でも美化する必要もないと思う。
あたしは、等身大の高校野球が見たかったのだぁ~♪
これは月並みな疑問かも知れないけど・・・今年の出場校の中で、「タバコも吸わない・酒も飲まない・眉毛も剃らない・暴力も絶対にない・体罰も絶対にない・法に触れることなど絶対にありません」と、開会式で胸を張って堂々と行進できた学校がいくつあったのだろう。
「見つからないように上手くやる」…世間の大人のまねをしながら、高校球児たちは今日も練習に明け暮れているのかも知れない~(;-_-X;)
あたしの正直な気持ち: あの長ったらしい選手宣誓がキライだぁ~~~うはぁ~σ(^◇^;)