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ソフィーズハウス




プロフィール

ハナ ( Hana )
2004年6月頃に生まれた女の子。キーたんとモンちゃんのお母さん。顔に似合わずおとなしい。仕草がとってもカワイイ♪

キーたん ( Ki-tan )
2005年5月5日生まれ。おっとりゆっくりの男の子。でも油断しているととんでもないイタズラをやってくれる。

モンちゃん ( Mon-chan )
2005年5月5日生まれ。やさしくてイケメンの男の子だけど、チョビッと意気地なし・・・。


ニャンコは苦手だったけど・・・

004年の8月半ば頃から、小さな母猫と小さな小さな子猫4匹がウチの敷地に姿を見せるようになった。
私はもともと猫が苦手で少し怖かった。あの爪を見ると引っ掻かれそうでゾッとするのだ。
しかし、その年の7月にソフィが天使になったばかりで深い深い悲しみの中に沈んでいた私には、子猫たちの遊ぶ姿がひとときの和みに感じていたような気がする。
でもソフィが何て思うだろう。それがいちばん気掛かりだった。ソフィはお子ちゃまの頃、近所の猫にしっぽを振って遊ぼうと近づいていっていきなりマズルを引っ掻かれて以来、猫が苦手だった。そのことが心のどこかあるから、この子たちをどうしたらいいのか迷っていた。
「どうしよう?ソフィ・・・」。心の中のソフィと何回も話をして、ネコちゃんたちにごはんをあげることにした。ソフィは優しいからきっとこうするよね♪
もちろん、無責任に食べ物だけをあげるのは近所迷惑の元になるから、人になれさせてちゃんと避妊手術も受けさせて、かわいがってもらえる里親さんを捜そうと考えていた。

て、名前が無いと分かりづらいし…ということで、キジ系の母猫は「ミミちゃん」にした。ちょっとイージーだけど許してネ。
ミミちゃんは1歳になるかならないくらいの若いママだったけど、子供たちの面倒はよく見ているようだった。それから1週間ほどたった頃に大きな台風が来て、その後どこへ行ったのかしばらく姿を見せなくなった。

心配になってやきもきしていると、ようやくミミが勝手口に現れた。でもよく見ると子猫は1匹だけになっていた・・・。もう生まれてから4〜5ヶ月にはなっているはずだから、他の子たちも元気にいてくれたらいいんだけど。

ったこの子だけでも大切にしないと…。子猫の名前はとりあえず?「ハナちゃん」にした。またまたイージーな命名のような気もするけど許してネ。
ハナちゃんは、少しずつだけど人を怖がらなくなっていった。でも、母猫のミミはどうしてもなついてくれない。どんな時にも警戒心が消えることがない。それに、ハナを撫でようとするとミミはとたんに顔色を変えてにらみつける。困ったなぁ・・・。


004年の秋が過ぎ、冬が来た。ミミとハナはもう、勝手口からキッチンに入ってこれるようになっている。寒いから小さなクッションハウスを買ってきて、夜はキッチンの隅っこで寝させるようにした。ハナちゃんは平気でリビングにやって来てカーペットの上でくつろぎながら私と一緒にテレビを見るようにまでなってくれた。ミミは少しはマシになったけど、相変わらず警戒心が強く私にもゴハンの時以外はなかなか近づかない。
ミミとハナの1日は、朝ごはんを食べると外へ出て夕方暗くなったら戻ってくる。まるで漫画に出てくる典型的な模範サラリーマンのように。

ハナちゃんに子供が出来た〜♪

005年の春、気のせいかハナのおなかが少しずつ大きくなっているような気がした。えぇ〜〜???まさか・・!!!
・・・その「まさか」だった。
5月5日、ハナは4匹の子供を産んだ。おめでとうハナちゃん〜♪
みんな男の子で、キーたん、キー坊、モンちゃん、メーちゃんと名付けた。ほんとうは、ミミ→ハナと来れば当然、次はマユちゃん→メーちゃん→クッちゃん・・・の予定だったのだけど、なかなか覚えるのが大変で、自然に一人ひとりの特徴から…キジ系でシッポが短いからキーたん、背中に小さな白い紋があるからモンちゃん…と呼ぶようになっていた。

ナは若いせいか子育てにあまり興味が無く、結局、今までは猫は怖くて抱くこともできなかった私が子育てをするハメになってしまった。
手さぐりの育児はけっこう大変で、ちょこちょこと動き回るチビちゃんたちを追いかける日々が続いた。でも、初めてのことばかりで戸惑うことも多かったけど、バタバタしながら過ごす毎日が私の心をいやしてくれていたような気がする。
この頃から、ハナのお母さんのミミちゃんはあまり姿を見せなくなってしまった。(今はときどき、たっぷりと太って勝手口まで遊びに来る…どこで誰と暮らしているの?)
何といっても、ハナのお母さんだから心配なんだよね。

つも別れは突然やってくる。
2004年9月にメーちゃんが、ほとんど車が通らない家の前の道路で車にはねられ天国に召された。家の中ばかりじゃ可哀想だからたまにはみんなで外に出てみようと思い・・・・・。
2005年1月、こんどはキー坊が2階のベランダの手すりから落ちて天国へ・・・。軒下のコンクリートの上に頭から落ちていた。 キー坊もメーチャンも、運動神経バツグンだと思っていただけにショックだった。ネットで調べてみてこんな事故がけっこう多いことを後から知った。
メーちゃんもキー坊もふたりとも気が強く運動能力が高く、好奇心も旺盛で時には野生の香りも感じるような子だった。
私の不注意のせいでこんなに可愛い子たちを・・・・。
  ・・・・・ 涙があふれて止まらなかった。そして悔やんだ。

Curiosity killed the cat.

奇心が猫の寿命を脅かす。
獣医さんがイギリスのことわざを教えてくれた。そうだったのだ。好奇心の強い子ほどちゃんと注意深く見ててあげないとけなかったのだ。

ほんとうにごめんね キー坊、メーちゃん  やすらかに
そして母親のハナちゃんに心から詫びた・・・。

と言う間に3匹になってしまった。みんなでドタバタしていた頃と比べるとだいぶ静かになってしまった。あの頃はうるさかったけど、今となっては寂しいよ。
それからただの一度も家の外に脱走したことはない。
ハナも、母親のミミと自由に遊び回っていた昔が懐かしいのかよく脱走を試みる。だから扉という扉にはすべてカギを取り付けてもらった。可哀想な気もするけど心を鬼にしてこの子たちの環境をより安全になるように変えていった。

猫の本に書いてあったけど、外で暮らす野良猫の寿命は2〜3年らしい。刺激に満ちて束縛のない外の世界で「太く短く」暮らすのが幸せなのか、平凡だけど安全と食・住には困らない世界で「細く長く」暮らすのが幸せなのか。ハナたちが本当はどちらを望んでいるのかは分からないけど・・・。

ナに避妊手術を受けさせた。これはだいぶ悩んで迷ったのだけど…私にそんなことをする権利があるのかと。それも人間世界の都合だけで。
手術が終わって退院してきたハナに何度もあやまった。「ごめんね・・・」

ナもキーたんも、モンちゃんも、みんなそれぞれに可愛い。
ハナはソフィのメッセージを持ってきてくれた子かも知れないという想いが強く、特に大切に育ててきた。
モンちゃんは、イケメンでスタイルもバツグンだけど、ほんとうはとても優しい男の子。肩に乗ったり背中で遊ぶのが大好きな甘えん坊。
キーたんは、何をするにもワンテンポ遅れるノンビリやさん。たまに、とんでもないイタズラをして「コラ〜」としかられたり、高いところから落ちて怪我したりで心配ばかりさせられるけど、顔を見るとなぜか怒る気が無くなって許してしまう。

ソフィの妹か弟と仲良くやれるかにゃ?・・・仲良くしてね〜♪

日が楽しいけど、悩みもあります。
いつの日にかソフィの弟か妹がやって来たときに、仲良くしてくれるだろうか・・とか、ニャンコのことはほとんど何も知らないからもっともっとお勉強しなければ・・とか。

ハナ、キーたん、モンちゃん、これからもず〜っと元気に遊ぼうね! お昼寝もネ〜♪




ソフィたんの日記とブログにも日々の様子を書いています。    >>> ソフィたん DIARY